ねこ哲の思考メモ

気づきや日常をメモしていく。後に思考を整理するために。

上から目線

ネットだったり、周囲を見渡すと上から目線の人間が多いと感じるだろう。

さてはて。この上から目線とはいったい何だろうか?

本人は勝ち誇っているように、自分の方がさも正しいかのような意識で発言するのが、上から目線であろう。

このとき、相手を馬鹿にしたような意識も混じっている場合が多い。

ここで少し面白いのが、そもそも上から目線という言葉で示す、ってどこなのだろうか?

上っていう意識は、上下関係があるなかでの上。対等な立場だと認識している場において、あたかも自分の方が偉いと意識して発言するのが、上から目線。

実際に自分より立場が上の人が発言する場合には上から目線とは言わないと。ここでいう立場というのは、コミュニティがあって、そこの中での階級のことだ。

コミュニティの中では、階級が高い方が偉いという意識がある。

上から目線の人は、自分の中でコミュニティの範囲が拡大されていて、自分の仲間内や日本社会といった、階級が制定されていないところにも、自分の階級を導入しているのだろう。

こいつは俺より上だ。こいつは俺より下だ。

無意識的にそう考えている。

根っこで考えれば、階級が高い方が偉いという意識が、様々な方向に伸びているのだろう。


さらに言えば、人は他人より優越したがっている。優越感を感じたがっている。


人は、自分に優越感を感じさせるためには、自己を肯定する方法と他人を否定して自分を優越させる方法をとる。


これより、上から目線の時は、自分を正しいと思い込みながら、相手を批判的に扱うのだろう。


もっとも、今の社会の流れでは、相手を批判していって、自分の正しさをアピールする例が多いようだ。


上も下もなく、偉いとか偉くないとか、すごいとかすごくないとか、そういった意識を捨てることにより、人と対等な関係を築いていくことができる。

偉いって何だ?すごいって何だ?偉いと正しいのか?正しいって何だ?