研究にもペースが大切
研究にもペースが大切
マラソンではペースを守る。勉強もある程度のペースに基づいて学習計画を立てていく。
ある程度の計画性があると人は安心する。一方、計画が不安定だと、継続する習慣がなかなか身につかず、力もつかない。
ここに、外からどんどん雑用なんかの外乱を入れてくると、研究のペースが乱れていく。そして、研究をやらない習慣ができてしまう。
計画性は重要だ。
無計画の中で自転車操業的に行う研究は、気持ち悪く感じるようだ。そこに深みが無い。そこに戦略が無い。そして、自分自身の能力をどう成長させていくかも、戦略性が無いと、何か空虚なものを感じるのである。
足りないものをその場で補おうとするのは、完全に行き当たりばったりのやり方。それをやっていては先が見えようはずがない。計画的に全体的にどう進めていけばよいのか、それを描いて、取り組むことである。
今の指導教員の方からは、それを学ぶことができなかったようだ。一貫性が無いというのは、気持ち悪く感じてしまう。
ペースを守ること、そして、一貫性をもって努力し続けることはどうすればできるか。
自由な環境であればあるほど、それが難しく感じるだろう。現代は、人生の選択肢は比較的に自由に選ぶことができる。だからがゆえに、人生においても迷う人が多くなる。自由は迷いを生む。