ねこ哲の思考メモ

気づきや日常をメモしていく。後に思考を整理するために。

オリエンタルラジオ中田に学ぶ硬直化した夫と嫁の関係の末路

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こちらの記事を読んだ。
どうやら、オリエンタルラジオ中田氏の主張によれば、「俺は妻の要望をなんでも満たしてきた!誰もが認める素晴らしい夫のはずだ!」と思い込んできたが、妻の要望がエスカレートしてきて、だんだんそれに応えられなくなってきたとのこと。そして、一度応えられなくなるとバッシングを受け、自尊心をひどく傷つけられたそうだ。
 
 
 
こちらの記事から僕が感じたこととしては2点
 
  • 中田氏は表面的に相手の要望に応えてきたが、実は人間関係がどんどん硬直化していっていた。

  • 妻の方は妻の方で、自分の欲求がどんどん膨らむタイプの人間だった。

である。

 

 

人間関係の硬直化というのは、僕が勝手に作った表現であるが、身近な人に対して、蓄積されたネガティブの無意識的な印象のことを指す。
 
 

人は多かれ少なかれ無意識的に身近な人へのネガティブな印象を蓄積してしまい、相手の態度・応答に過敏に反応することになり、少しの刺激で過剰に怒ったり相手を非難するようになってしまう。

 
 
こういった事象が起こるのは、親子関係の中でも子供が実家に残る場合である。
 
身近な人だからこそ、相手が自分の思い通りにならないと極端にストレスを溜めてしまい、過剰な大爆発を起こす。
 
 
恐ろしいのは、蓄積されたネガティブイメージの蓄積の爆発は、突発的な殺人事件まで引き起こすことだ。
 
 
上記記事は2016年のものだが、殺人事件のうち5割が「親族殺し」であり、特に、子が引きこもりで殺人に発展するケースが増えている。
 
 

お互いわかり合おうと努力して、互いに溜めたネガティブイメージを解消し合うことをしなければ、硬直化した人間関係はいずれ破壊される。

 
 
相手をわかろうとすれば、人間関係がほぐれ、柔らかくなる。相手を理解とせず、自分の思う通りに相手を操ろうとすれば、ただ人間関係が硬くなり、お互いの思いやりが薄れていく。
 
 
柔らかい身体はスポーツでも事故を起こしにくく、硬い身体はすぐにケガをする。
そんなイメージだ。
 
 

身体は、適切に手入れをしなければ、硬くなっていく。それは人間関係も同じ。漠然とコミュニケーションをしていても、意識のズレがあれば、徐々に人間関係は硬直化していく。

 
 
お互い腹を割って話せる。それが柔らかい人間関係のイメージだ。
 
 
オリエンタルラジオの中田氏のケースで考えれば、表面的に相手の言うことを聞いているが、自分は相手を満たしていると思い込んでいるのがいけない。そして、そこにはお互いの本音が無い。
 
 
相手の表面的な要望は本音で無いことがある。特に女性に限れば、表面的な要望と本音がズレていることもある。だから、真剣に、相手を理解しようと働きかけることが大切だ。
 
中田氏の主張で、「俺は妻の要望を可能な限り満たしてきた」との主張があったが、彼は、一般的な夫としては及第点以上に対応してきたと、周囲との比較や一般論から、自分は良くやってきたと考えている。
 
 
確かに表面的には良くやってきたのではあろうが、妻との相性があまり良くなかった点には同情する。
 
 

ここから、妻側が欲求がどんどん膨らむタイプだった。の話を考えていこう

 
 
欲求がどんどん膨らむ人間、足ることを知らない。
 
 
足ることを知らない嫁と、一般論的に相手を満たしていると思い込む夫は相性が大変悪い。
 
 
確実にお互いの意識がズレていきネガティブな印象が蓄積されていく。
 
 
お互い自分が正しいと思った状態で、意識のズレだけ広がっていく。
 
 
嫁が献身的なタイプであったら、まだ話は違ったかもしれないが・・・。そこは芸能人という性格の特殊性もあるのだろう。
 
 
今回のケースを仕事に例えると、ワガママで無茶振りするクライアントとそれに一生懸命応えようとする営業マンというような構図だろうか。
 
 

関係を良好に保つには、要望に応えるだけではダメで、信頼関係を深めることを意識しなくてはならない。

 
 
中にはどうしようもないクライアントもいるから、その場合、「別れる」のカードを見せて粘り強く交渉するしかない。増長したクライアントは、本当に相手が離れると思っていないから、ワガママ言いたい放題になるのである。
 

 

まとめ

  • 理解し合えないパートナー、本音で語り合えないパートナーは、どんどん関係性が硬直化して、冷え切った関係になり、いつか朽ち果てる。
  • ワガママパートナーに対しては、要望に応えるだけではダメ。信頼関係を深められる方向を探るべきである。どうにもならないときは、切り札の「別れる」カードを見せて、相手に関係性を考え直させるのも1手だろう。