余計なことを喋らないためには、感情を抑えることと寡黙さを意識すると良さそう
昨日の 考えられない。考える。考えない。 に引き続いて、今回は喋ることに関して理解を深めたい。まずは漠然と喋ることについて取り上げる。
喋られない。喋る。喋らない。
表現を変えて
人と合わせて喋れない。喋る。余計なことを喋らない。
こう捉えてみる。
喋る。話をする。これらの行為は、コミュニケーションの要であることは言うまでもないが、実際にどう振舞ったら良いのかなかなかわかりづらい。
喋った方がいいのか。喋らない方がいいのか。
喋る頻度に関しては、様々なコミュニケーション絡みの本に書いてある。相手と良好なコミュニケーションを取るには、自分が一方的に話をしないで、なるべく相手の話を聞くようにした方が良い。と。
聞くことが大切であるとわかれば、ある程度、喋ることを抑える必要がある意識は出るだろう。余計なことを喋らないことだ。
しかし、なかなか喋ることをやめられない人は多い。
僕が観察してきたところ、感情が強い人は喋る傾向にある。
おばちゃん同士。
子供同士。
良く自慢する人。
女子高生同士。
などなど。ひたすら喋り続ける。
ここで、考えることは、喋りたいという衝動 = 感情 と密接なる関係があることだ。
人は感情的に高ぶっているときに、失言をしやすい。
余計なことを喋ってしまうのである。この失言は、批判や否定のコメント、自惚れたコメント、他人の秘密などが含まれる。
ここで、タイトルにもある通り、余計なことを喋らないようにするにはどうすればいいか。
1つは、感情の高ぶりを抑えること。もう1つは、喋る回数を減らすことだ。
感情が高ぶり、冷静さを無くすと失言が増えるとわかっていても、それをなかなか防ぐことは難しい。日常的に感情をコントロールすることが大切になる。この感情を抑制する術に関してはライフハック系のブログやサイトにわんさか紹介されているだろう。ここでは、端的に2つのポイントを紹介しておく。
高ぶった感情を抑えるには、呼吸を深くすることと肩の力を抜くことが大切だ。
感情が高まる時、人は呼吸が乱れ、浅く速くなり、肩に力が入る。その逆の行動として、呼吸を深く長くして、肩の力を抜くことで、高まった感情を抑えることができる。
あと、お喋りが発動する感情が高まる時は、自慢する時があるけど、これはちょっと難しいかもしれない。自慢することを抑えることができる方法を知っている方いましたら、教えてください。
余計なことを喋らないために大切なことで、もう1つが喋る回数を減らすこと。
これは、当たり前のように感じるがなかなか実践しづらい。それは何故かというと、日常的にコミュニケーションを取るためには、喋ることが必要で、ただ単純に黙っていればいいっていうわけではないということである。それに加えて、会議や議論の場では黙っていることよりも、適度に発言していくことが求められる。
ここで、 喋れない 喋る 喋らない
である。会議で発言が無いのは、喋らないのではなく、喋れない場合が多い。あえて喋らないことも時には重要である。その自分の話す内容とタイミングを吟味することが、話さないという技術になるのだ。
喋る回数が多くなると、余計なことを言ってしまう確率が高くなる。また、話に矛盾点が生じる可能性も高まる。
野球では打数が多くなればなるほど、アウトが増える。野球ではその分ヒットを打てばいいわけだが、会話はそうはいかない。
相手を不愉快にさせる発言を2つか3つしてしまうと、空気が悪くなり、すぐには挽回できない雰囲気になってしまう。
余計なことを喋ってしまうことのリスクは、人からの信頼性を損なうことだ。発言に一貫性を失ったり、人の秘密を喋ってしまったり、迂闊に人に知らせるべきでないことを伝えてしまうと、著しく信頼を損なう。
もし、人からの信頼を集めたければ、普段は物静かで喋りは控えめ、発言する時に発言する。そういうスタンスの人間は周囲の信頼を集めやすい。秘密を守り、一貫性のあるような人間に思われる。
男だったら口を慎むことを覚えなさい。
これを、ものすごく口が軽くて、お喋りだった昔の自分に言い聞かせたい。いや、今でもたまに口が滑る。感情を抑え寡黙であることを意識しよう。