やれと言われるとやる気が無くなる不思議
やれと言われるとやる気が無くなる不思議
多くの人は体験しているはずだ。これをやりなさいと言われると、ものすごいやる気が無くなることがある現象を。
そして、たいていそういう場合には、もっと、やれっていうプレッシャーがかかってくる。
で、やる気が出ない。
やらなきゃと思う。
やる気が出ない。
時間が過ぎていく。
やばい。
やらなきゃと思う。
やる気が出ない。
あー。もう、自分はなんでこんなことやってんだ。こんなこと意味あるのか?
と、意味を考えはじめる。
でも、やる気が出ない。むしろ萎える。
なんで自分はこんなにぎりぎりになるまでやらないんだろうって考える。
次はもっと早くからやろうって。
で、また同じことが起きる。
これはあるあるだろう。
ここでは、周りからやれって言われてやる気を無くすことと、自分でやらなきゃって思ってやる気を無くす2つの要素がコラボしている。
シンプルに考えてみると、ここは心の余裕と、過去の習慣から考えることができるだろう。
やらなきゃやらなきゃと思えば思うほど、そして、周りからやれ、やれ、と言われるほど、心は余裕を失っていく。
特に、周りからやれと圧力がかかると、どんどん焦るようになる。焦るようになると、心の中ではネガティブなつぶやきがものすごい多くなるんだ。
いついつまでにやらなきゃいけないとか、できなきゃどうなるとか。
心ってもんは、余計なことを考えれば考えるほど、パフォーマンスが落ちていくことに、多くの人は気づいていない。
パソコンで、アプリやソフトを立ち上げまくるとパフォーマンスが落ちるのと同様に。
やらなきゃいけないときほど、集中力を出さなきゃあいけないのに、心の余裕を失って、雑念で心の中が満たされてしまうんだ。
目の前のことに集中できなくなる。
で、たいていの年頃になると、人からやれって強制されると、反射的に拒否反応が起きるようになる。
なんで自分が?
わかってるよ。
今、やろうと思っていたところ。
この辺のやりとりは、親から来る命令で起きやすい。親からの強制ってのは、ずーっと過去から続いているからね。
特に、何回も同じような命令を受けると、アレルギーのような拒絶反応が出るようになってくる。
こうなってくると、やれと言われてやる気を失うし、しかも、その自分のやる気が出ない原因を周りのせいにし出してしまう。
もちろん、作業は全然はかどらない。
これを抜け出すためには、毎日、少しでも何か継続して、やる習慣をつけることと、このやる気を失う一連のメカニズムを自分なりに良く分析してみることが必要だ。
もし、あなたが、やならきゃいけないと思うことをやれない人だとしたら、それは別にあなたが悪いとか、あなたの周りが悪いとか、そういうことは無いんだ。
みんな、いくつかの条件が整ってしまうと、やれなくなってしまう。努力できなくなってしまうんだ。
自分がやれない条件ってなんなのかなって探してみること。
ヒントは、心の余裕と、周りから受けるプレッシャーとその繰り返し、あとは今の習慣だ。
これが理解できていけば、心が楽になって来るはずさ。そうすれば、前向きに楽しめるようになってくる。
趣味から考えるやる気と強制の関係
趣味ってさ、自分でやりたいように、自分のペースでやってるから面白いし、自分でもやろうって気になるでしょう。それで、すぐにやることができる。
周りから、やれってあんまり言われないよね。それにあまり結果も求められることがない。
例えば、ゲームもさ、周りから激しくやれやれ言われたり、結果を求められたら、モチベーションは下がる。
つまらないとか、飽きたと感じたゲームをやり続けろっていわれたら、すこぶる苦痛になってくるね。
この趣味で挙げたのも、自分が好きでやるようなものも、条件次第では苦痛に変わるってことさ。
理想としては、自分のペースで、前向きに取り組んでいくのがいいね。何事もさ。
そうすれば心もリラックスしながら、楽しみつつ取り組むことができる。