ねこ哲の思考メモ

気づきや日常をメモしていく。後に思考を整理するために。

過去の習慣から逃れるには

過去の習慣から逃れるには、相当入念な心の統御が必要である。

 

ここで言う過去の習慣は、過去から続く習慣というよりも、過去にやっていた習慣に関する気づきを述べる。

 

過去にやっていたゲームとか、昔流行った歌とか、昔流行った動画とか、昔の様々なこと。昔、自分が体感し、経験し、習慣化されていた行為。人は、昔好きだったものに弱い。今、昔自分がやっていたことが出てくると、それに心を囚われる。

 

どうしてだろうか。

 

今もテニスの動画を探してみたり、ゲームの動画を探してみたり、パチスロの動画を探してみたりする自分がいるわけだ。

 

人は思いつきがあると、それに囚われる。そして、自分が知っていると感じていることに対して心が囚われる。

 

この外的な刺激によって心が囚われてしまうことが、現代人が怠惰になる大きな位置要因であることをはっきりと自覚できている人は少ない。みんななんとなくぼんやりと、堕落した生活を送ってはいけないと考えている程度である。

 

それではどうすればこの過去の記憶から抜けられるか。ここも理解が大切だ。過去の自分の習慣、過去、自分が好きだったものそれらを理解すること。そして、今、見ている物を、なぜ自分が見ているのか、なぜ自分が見ようとしているのか理解すること。

 

心がものに囚われた状態を傾注という。その状態から抜け出すことができなければ、我々は堕落していく。

 

労働や時間の制約はこの状態から抜け出すことに貢献する。しかし、労働や時間の制約がない時に、心が緩んでいく。

 

ONとOFFという表現があるが、人はOFFの状態の時に、自然に努力し続ける術を知らない。

 

この時に、例えば語学とか資格とか、目標を定めて努力をすればいいと考える人もいるだろう。

 

それらもひとつの解決策になる可能性はあるが、あくまで短期的だ。継続的に努力し続けることは極めて難しい。

 

特に、やらなきゃいけないとわかっている時に、目標を立てている場合に堕落していく場合はタチが悪い。

 

怠惰になっている時は、気功を意識しよう。体内の気の流れ。どこかに発散してやいないか。呼吸を意識しよう。落ち着いて、深く、長く呼吸をするように心がけよう。

 

やばいと思ってはいけない。別に、緩む時があったっていい。そして、その時になぜ自分は緩んだのかと、良く客観的に観察してみると良い。

 

動画やインターネットのサイトで自分の気になるものがすぐに調べることができる今日、自分の行動のパターンをより強く自覚せねばなるまい。でなければ流されてしまう。